2009年12月13日日曜日

2009年雪山スタート!厳冬期の蔵王最新情報

■毎度ありがとうございます。雪山シーズン本番を目の前にして欲しい装備がいっぱいだけど、先にマイカーを買わなくてはいけない登山担当ミウラです。2009年12月13日(日)、アミューズトラベル仙台営業所さんのサポートで蔵王熊野岳に行ってきました。本日のルートは山形蔵王スキー場ロープウェイを利用し、地蔵岳経由で熊野岳山頂、そしてピストンで同所へと戻るルートです。下記はロープウェイ山頂駅名物お地蔵さんです。本日10:00頃、天候曇り、気温-6℃、風速3~5m位、視界約50m、積雪約15~20cm。下界からは想像もできない厳冬期の冬山を今シーズン初体感してきました。■熊野岳山頂は視界30m以下、-8℃、時に風速10m以上の厳冬期の風景。山頂の鳥居には巨大な蔵王名物エビのシッポが最大で70cmほどに成長していました。このエビのシッポ、宮城・山形の屋根であるここ蔵王まで来ないことには見れません。本日は視界不良のため、途中からは目印を付けながら(竹に赤布を結びつけたものを雪に刺していく)山頂を目指しました。■これは熊野岳山頂にある非難小屋です。雪に覆われて戸も開けられない状況でしたが、ピッケルとスノースコップで堅雪を掘り起こして戸を開けみんなで休憩しました。夏山では素通りしてしまう非難小屋も、厳冬期の雪山ではありがたさが身にしみます。携帯ストーブでお湯を沸かすと本当に暖かい空間になります。

■ゼビオアウトドア館「冬山講習会」のお知らせ

 12月19日(土) 11:00~12:00(ゼビオアウトドア館二階) 

 12月26日(土) 11:00~12:00(ゼビオアウトドア館二階)

 冬山初級者対象の講習会です。必要装備と安全な楽しみ方、身近なフィールド等ご紹介いたします。参加費や予約は不要です。興味のある方はぜひともご参加ください。短い時間ですが一人でも多くの皆様に雪山の素晴らしさをお伝えしたいと思っております。

詳細はゼビオアウトドア館(022―771-8323) 担当三浦まで

2009年11月30日月曜日

雪山シーズン到来!初雪山行、大東岳鹿打コース

■雪山がビールと同じくらい大好きな登山担当のミウラです。2009年11月24日火曜日、私が登山サポートするカルチャー教室の忘年会山行で仙台市民に御馴染の二口山系大東岳に行ってきました。しかも今回はちょっとマニアックな鹿打コースです。宍戸林道を北西方向へ行き鹿打沢を渡った付近に登山口があります。乗用車5台分位の駐車スペースと古ぼけた案内板があります。 ■宍戸林道はまっすぐ続き、登山道は左方向へ入っていきます。上記の案内板は見つけにくいのでよく注意して探してください。
■登っていくと雪が現れました!今シーズン初雪歩きです。遠くには大東岳山頂が見えます。じつは登りのこのルート、鹿打コースよりも北側の尾根になり一般登山道ではないルート。藪こぎで大東岳への新ルート開拓です。 ■そして出たのが山頂へと続く尾根、ここは7合目になります。 ■大東岳山頂!積雪は多いところで30cmくらいはあったでしょうか。頂上は雲が多く展望はありませんでしたが新ルートを開拓できた達成感と初雪歩きの楽しさを満喫しました。下りは5合目付近まで一気に下り、案内板を確認し鹿打コースを忠実に下山してきました。 ■今回歩いたこの大東岳鹿打コース注意点としては、①登山口の案内板が分かりにくい②登山道の他にも作業道が多い③作業の為のテープ・ペンキ印がまぎらわしい、などがあげられます。地図を読んで地形をみて現在地を把握しつつ、自分がどの方向に進んでいるのかコンパスをみて確認しながら歩くことが大切ですね。なお、このコースについて詳しく知りたい方は登山担当ミウラまでご遠慮なく御尋ねくださいませ。ゼビオアウトドア館は皆様の安全登山・トレッキングをサポートいたします。

2009年11月14日土曜日

まだまだ登れる!秋の泉ヶ岳~アウトドア館看板娘が行く

■2009年11月9日(月)泉ヶ岳(8:10水神コース⇒10:00山頂⇒カモシカコース下山12:00)
■スタッフ
 トレッキング担当 岩崎&櫻井(Wナオコ★そしてシューズはメレルモアブMIDでおそろ♪)

■前日の日曜日のこと。「山行きたひ・・・」とつぶやく櫻井。もちろん、隣にいる岩崎に聞こえるようにつぶやく。「じゃあ明日泉ヶ岳行きましょうよ」と岩崎。さすがだよ!!その言葉を待ってたんだよ!
■当日、最後のコンビ二ミニストップにて待ち合わせし、いざ、秋の泉ヶ岳に出陣なり~d(^^)b

■静かな秋の山。落ち葉の絨毯がフカフカ~で最高!葉が落ちると空がよく見える!

■のんびり水神碑まで。陽が差してきて暑い暑い。写真撮るのに時間をかけ過ぎな二人(^^;)

■カメラスタンド【ジョビィ】が活躍しとります!走れ岩崎!・・・間に合った~v(^^)v

■秋ったって、歩けば暑いし、汗もかく。キャメルボトルでお手軽水分補給。櫻井も愛用しとりますが、泉ヶ岳や七つ森へ行くときはハイドレーションよりこっちの出番多し!

■某芸能人夫婦ばりに写真撮影は続く・・・走れ岩崎!・・・「足が変な風になってますよ。」(岩崎談)

■賽の河原は展望がよくって好きだ~♪もうすぐで山頂っ

■はい、もう下ってます。えぇ、山頂で写真撮り忘れました。おにぎり食べるのに必死でね(笑)

■このブログで何度も書いてますが、ダブルポールは下りでは最強アイテムになります!・・・岩崎くん、いくらなんでも歩幅とりすぎでしょ!

■なんて爽やか~とたそがれていると、朝に登りで追い越されたおじいちゃんに追いつかれました。「俺、北泉まわってきたんだぞ。あんたら、のんびりだな~」おしゃべりしながら、しばし一緒に進みます。こんな出会いも楽しい♪

■ゲレンデはすっかり草が刈られ、雪を抱える準備万端!雪の泉ヶ岳をスノーシュートレックもいいなぁ

■無事下山。「少しはやせたかな~」「燃焼はしたよね」「なんか、ポテト食べたい」「うん、こってりしたのがいいよね。あとビール」・・・女子の皆さん、登山後は強い意志が必要ですが、ビールやご飯が半端なく美味しく食べることができますよ★ぜひ、秋も近くの里山楽しんでください♪

2009年11月9日月曜日

安全登山講習会に参加してきました

■登山担当のミウラです。2009年11月7日(土)8日(日)、宮城県教育委員会主催、宮城県山岳連盟主管で開催された「安全登山指導者講習会」に参加してきました。山岳連盟会長や理事長に直接御指導をいただき、地図とコンパスの使い方、山での救急法、実践で役に立つロープワーク等、大変為になる講習会でした。登山・トレッキングを楽しむ皆様の安全の為に、今回私が学んできたことを一人でも多くの皆様にお伝えしたいと思っております。ご来店の際にはどうぞご遠慮なくお尋ねください。
■室内でツェルト(緊急用簡易テント)の張り方の講習
■レスキューシートに実際に包まってみました。道具は何度も試してみることが一番。ただしこのレスキューシート、一度使用しますと折りたたんで元に戻すのは大変ですからご注意ください。
■野外でのロープワーク講習。これはムンターによる懸垂下降とプルージックによるバックアップの練習。なんだか難しい山岳用語ですが、要するに急斜面を安全に降りるための練習です。ロープワークは結構楽しいもので、皆さん夢中になって練習しておりました。
■会場となった宮城蔵王自然の家に行く途中あまりにもキレイな紅葉だったので思わず写してしまいました。この付近の紅葉が見ごろでした。

■山は冬へと近づいております。防寒対策をしっかり準備し早出早着きの計画を。

2009年10月26日月曜日

2009年秋、日本アルピニズム発祥の地「穂高連峰」

■登山担当のミウラです。今日はこの春夏秋の3シーズンでもっとも印象深かったMY山行(尾根歩き編)をご紹介いたします。アミューズトラベル仙台営業所さんのツアーサポートで、2009年10月1日~4日まで日本アルピニズム発祥の地と言われる穂高連峰「奥穂高岳」に行ってきました。お天気にも恵まれ360°の大パノラマを満喫してきました。下の写真が奥穂高岳です。写真下の方に見えるのが宿泊した穂高岳山荘で、ここから岩場を登り鉄はしごを登り、約一時間で奥穂高岳山頂(3190m)にたどり着きます。ちなみに奥穂高岳は日本第三位の高峰です。■奥穂高岳山頂からの素晴らしい景色。中央の尖っているのが槍ヶ岳(3180m)。左は涸沢岳(3110m)、右は北穂高岳(3106m)。■奥穂高岳山頂から見たジャンダルム。ジャンダルムとは前衛峰という意味。このルートは岩場経験者向けの超難ルートです。■涸沢カールと中央奥に見えるのが常念岳(2859m)、右の岩山が屏風岩の裏側になります。■屏風岩に近づいてきたところ。このあたりの紅葉が見ごろでした。■梓川沿いからみた穂高連峰。上高地から涸沢手前の横尾までは快適なトレッキングコースでこの梓川沿いに歩きます。初心者の方にもおすすめの北アルプス展望を楽しむ入門コースです。涸沢より先は岩場の急登となりますので十分な経験、トレーニングを積んでからチャレンジしてください。■観光地「上高地」から見た穂高連峰と岳沢カール。歩き始めて15分ほどでこの景色が飛び込んできます。3000m級の険しい山々が立ち並ぶ絶景です。

■今回参加された皆様は山好きのとても気持ちの良い方ばかり。登頂もマキストーブを囲んでの談笑も下山後の一杯も、この四日間皆様と感動を分かち合えたことが本当に嬉しかったです。またどこかの山でご一緒できることを楽しみにしております。お店にも遊びにきてくださいね。

■アミューズトラベル仙台営業所所長椙山さんは根っからの山男。お客様に対しては理論的でわかりやすい説明をされるので大変人気のある山岳ガイドさんです。今回も見事な天候判断とガイディングで皆様を安全に登頂下山へと導いております(掲載させていただきました写真からは想像しにくと思いますが登頂直前まで冷たい雨だったんですよ)。私も大変良い勉強をさせていただきました。本当にどうもありがとうございました。

2009年10月19日月曜日

魔の山と言われる「谷川岳」に行ってきました

■登山担当のミウラです。2009年10月18日(日)、名峰「谷川岳」に登ってきました。険しい山というイメージの山ですが、今回のコースはロープウェイを利用した初心者向け往復5時間程の天神尾根コースです。下の写真は登山口天神平から見たトマノ耳(1963m左)とオキノ耳(1977m右)と呼ばれる二つのピークです。谷川岳とは一般的にこの二つのピークを言います。■近づくオキノ耳ピーク。天神尾根コースは常にピークを見ながら歩くことのできる展望の良いコースです。二つのピークとも360度の大パノラマで至仏山、燧ケ岳、武尊山、皇海山、などなど近郊の名峰を見ることができます。■万太郎山、仙ノ倉山、平標山へと続く尾根。トマノ耳山頂直下にある肩の小屋付近からの景色です。■下の写真は一ノ倉沢大岩壁。谷川岳は穂高・剣岳と並び日本三大岩場の一つです。谷川岳東斜面の大岩壁には多くのクライマーが挑みました。しかしながら、蛇紋岩で形成されたこの岩場は非常にもろく滑りやすいため遭難事故が多く、2005年までになんと781名の方々が命を落としたと記録されております。これは世界でもワースト一位の悲しい記録です。
*一般登山道である天神尾根コースにも蛇紋岩は多く非常に滑りやすいですから注意が必要です。

■今回のコース詳細は、登山担当ミウラまでお尋ねください。また皆様の山行にあった装備のご提案やレベルにあった山もご紹介いたしますのでご遠慮なくお気軽にご来店くださいませ。

2009年10月13日火曜日

登山家、田部井淳子さんと紅葉の南蔵王を歩く!

■初投稿します私、登山を担当するミウラと申します。 2009年10月10日(土)に宮城県山岳連盟60周年記念南蔵王集中登山が開催され、会員である私はスタッフとして参加してきました。ゲストはなんと登山家の田部井淳子さんです。大変光栄なことに私ミウラは田部井さんと同じパーティーで丸一日ご一緒させていただきました。感謝感激です!田部井さんはとても気さくで明るい方でした。
■今回歩いたのは蔵王でもクラシックなルートの一つです(聖山平~股窪十字路~ろうづめ平~芝草平分岐~北屏風岳~南屏風岳~不忘山~白石スキー場)。静かな山歩きが楽しめます。下の写真は「ろうづめ平」付近からみた屏風岳です。
■北屏風岳から南屏風岳の稜線。素晴らしい展望が魅力の尾根歩きルートです。■蔵王の素晴らしい紅葉に田部井さんも「キレイ!」を連呼。とても良いルートですねと感激されておりました。地元の山を褒めていただき大変嬉しく思います。

■今回のルート詳細は、登山担当ミウラまでどうぞご遠慮なくお尋ねくださいませ。
■また今週末は谷川岳に行く予定です。















2009年10月11日日曜日

親子DEえぼしトレッキング

■スタッフ
○トレッキング担当櫻井
○櫻井おかん
○途中から一緒に登ってくれたお花大好きSさん(お花のお話楽しかった!!)
■行程
○10:20ゴンドラ⇒10:30かもしかリフト⇒10:50登山準備ののちスタート⇒12:30後烏帽子山頂(昼食)⇒12:50下山開始⇒13:50前烏帽子岳山頂⇒14:15下山開始⇒16:25道路沿い登山口到着

■久しぶりに連休が取れたので、親孝行という名の「実は自分が行きたいだけ登山と温泉泊まりツアー」を企画。前から行きたかった遠刈田温泉「たまや旅館」を予約です。「お膳に乗らないだけのご馳走がでるよ」(店長・スキー担当鹿渡:談)とのことで、山登ってお腹をすかせなくてわっっ!待ってろご馳走!
■ゴンドラとリフトに乗り登山口へ。ゲレンデも紅葉してましたよ~♪

■店長愛用のカメラスタンド(ジョビィ)が便利そうだったので、早速購入、早速使用。・・・うーんセッティングが難しいぞ。なんだか、看板と一緒に斜めになる櫻井(--;) 水色のモンベルのジャケットが、おかんです。


■山頂へ向かう登山道が大幅整備中。雨で土が流され大きくえぐれているところへ土を入れ、石を敷き、丸太で階段を作っていました。作業の方たち毎日お疲れ様です!「もうすぐ出来るぞ~」とおっしゃっていました。


■山頂!寒い!風強い!お腹が空いたのでおにぎりを食べました。秋山のお供のサーモス(テルモスとも言う)の水筒に入れてきた甘い紅茶が体を温めてくれるんです。この時期はあったかドリンクは必携ですよ~。当館スタッフも愛用者多し。


■体が冷え切らないうちに出発。前烏帽子岳に行く道は笹がいっぱい。目印が少ないので、地図と赤布を確認しながら進みます。皆さん、地図は必ず持ちましょうね!

■前烏帽子岳到着!大岩からの眺めは絶景。高所恐怖症の櫻井は腰が引けまくり・・・「おかん、もう少し後ろ下がって!」「え~~!!これ以上無理無理っ」と大岩にしがみ付く母と娘。



■さあ、後は温泉とご飯に向かって下山開始~。しかし、つらい・・・。ダブルポールを使ってもつらい・・・。何処までも続く下り。途中、ルートが分からなくなったという方が合流。会えてよかった。あのまま登り返していたら、陽が落ちていたかも。4人を連れての下山となり、ここでも地図と赤布をしっかり確認しながら下ります。

■見上げる空はまだ明るいのに、山の中は薄暗くなってきています。この時期に限らず、ヘッドランプは常備してくださいね~。


■はい。無事下山(^^)vこの後えぼしスキー場に向かっての車道歩き・・・最後に・・・しんどい(泣)

■「たまや旅館」おかみの作るご馳走♪これ↓がスタート。食べ終えた器が下げられては、新しいお料理が追加される。(写真+お刺身、柿の白和え、山ひじきの和え物、秋刀魚、サザエのつぼ焼き、牡蠣炭焼き 、なめこの味噌汁、〆はご主人手打ちのお蕎麦)ビール飲む暇ありません。もう、お腹いっぱいです~と言いつつ、完食。幸せすぎる~(*^3^*)

■翌日は蔵王のシンボル御釜を見に行きました。あいにくの曇り空とガスで相当寒い(><)レインと手袋で完璧!寒くな~い♪ それにしても、御釜見たの中学校の登山以来だな・・・。
■刈田嶺神社でふさふさの付いた熊鈴を購入。帰りは「山のそばや」で蕎麦を食べ、新鮮で安い野菜やお豆腐をお土産に買ってかえりました~。おかん、次は尾瀬に行こうよ!!
■秋の山は天候の変化も激しく、陽も早く落ちます。余裕を持った計画としっかりした装備(特に防寒用のフリースやインナーダウン、レインウエア、手袋)とヘッドランプと地図、コンパスは必ず持ちましょう。装備に関するご相談はお気軽に当館スタッフへ、また1:25000地図等の書籍も取り扱っております。
★おしまい★