2009年10月2日金曜日

2009.9.30~10.1 山形県 鳥海山 感動の影鳥海とピークハント


【影鳥海】

【2009.10.1(木)5:50 御濱小屋~扇子森間】photo:yamashita

○スタッフ
■店長山下(今回もまたまたロンリー単独行です・・・)

○行程
■2009年9月30日(水)16:30鉾立登山口出発⇒17:50御濱小屋着~小屋泊⇒翌10月1日(木)5:30御濱小屋出発⇒外輪~8:35七高山山頂(2230mm)⇒9:35新山山頂(2236m)⇒千蛇谷~往路13:25鉾立駐車場着

■今年3回目となる鳥海山。前回は南側の「滝ノ小屋」~「伏拝岳」間直登ルートでのテレマークスキー(ブログバックナンバー2009.5.19山形県 鳥海山 テレマークスキー 参照)で訪れましたが、今回は最もポピュラーな鳥海ブルーライン最高地点(1150m)鉾立からの登山計画となります!

■16:30鉾立登山口。ここは広い駐車場に、山小屋(鉾立山荘)、観光者向けに売店や食事もとれる施設が充実した登山基地です。
■舗装された登山道を約10分程ひと登りで「鉾立展望台」に出ます。ここではこれから登頂を目指す鳥海山(正面に新山)の全容と、有名な景勝地であり絶滅危惧種のイヌワシが生息する「奈曽谷」そして「白糸ノ滝」も展望することができます。
■鉾立登山口から宿泊予定である「御濱小屋」までの標準登攀時間は約2時間。当日の日の入り時間は17:24方角は267°ほぼ真西。ヘッドライトは登山口から装備していたもののペースを上げて坦々と登っていると・・・辺りの尾根がオレンジ色に!振り返るとそこには物凄い夕焼けが♪
■しばらく見とれてました♪海上には「飛島」も見えます。
■17:50無事「御濱小屋」へ到着。小屋裏から酒田港の夜景と遥か左奥に「月山」の影。明日に備えて19:00早目の就寝zzz...

■4:30起床。あまりの寒さに(ナンガ ダウンバッグ250STD/-1℃対応使用でも・・・)深夜何度か目が覚めて、ふと外に出てみると・・・目の前には満ーーーッ天の星空!流れ星がヒュンヒュンと飛び交い、密度の濃い星達が青白く夜空を照らし出していました(写真に収められなかったのが残念!)。地上では絶対に見れない素晴らしい世界が広がっていたのです・・・そして朝食はレガーの「きのこリゾット」を。
■5:30空には一片の雲もなく「影鳥海」の出現に確信を持ち、装備を整えいざ!
■当日の日の出時間は5:34方角は93°ほぼ真東。新山が光輝いています。
■鏡のように空を映し出す「鳥海湖」正式には鳥ノ海。
■5:40「雲上の影鳥海」日本海上の雲海に映し出された貴重な画です!
■朝焼けに「稲倉岳」の蟻ノ戸渡り(痩せ尾根)がくっきりと現れました。
■5:56「日本海上の影鳥海」扇子森より。
■どでかい「霜」が辺り一面に立っていました。放射冷却現象に、北からの寒気流入で今期1番の冷え込みだったみたいです。山の冬の到来は早いですね!
■「千蛇谷」下先端部から稲倉岳。
■「千蛇谷コース」と「外輪コース」の分岐点。依然はここより手前100mの七五三掛(シメカケ)にあったのですが崖崩れで今の場所に移動したようです。今回は右の「外輪」側から行きます。
■登山道を振り返ると尾根に映る鳥海の影。影の中を快適に登攀!
■伏拝分岐より南側「湯ノ台コース」を見下ろす。右に河原宿、左に滝ノ小屋、鳥海高原ラインが見えます。
■逆の北側は外輪内部の新山、大物忌神社(頂上御室)に千蛇谷先端部が一望。
■外輪東側、雲海の展望。
■8:35七高山山頂(2230mm)登頂!
■しばしの休憩後、今回最初の難関!千蛇谷への鎖場。崩落、滑落に最新の注意をしながら慎重に降ります。
■千蛇谷底には未だに解けずにいる雪渓と氷が・・・
■頂上御室(写真上)から東側の新山へのルート(写真下)は2度目の難関です、ペンキの矢印を目安に三点確保をしっかり取りながら慎重に登攀します。
■新山ドーム内部は外観からは想像もつかない火山岩の複雑な地形が形成されています。
■9:35新山山頂(2236m)登頂!北は白神山地、秋田駒ケ岳、岩手山、栗駒・・・南には月山、朝日連峰等2000m級の山々が一望できます!あまりの天気の良さもあって何時までもここに居たくなりました・・・
■十分景色を堪能し、また険しい往路を辿り頂上御室へ。下山は「千蛇谷コース」を行きます!正面に見えるハートの形は雪渓です、そのちょい先あたりまで下り、千蛇谷下先端部の雪渓を渡れば外輪との分岐点です。
■千蛇谷下先端部の雪渓上にて♪久々の雪の感触です!
■往路「鉾立展望台」付近から鳥海ブルーライン沿いの紅葉。
■鉾立駐車場付近の紅葉。この日は大きなカメラを抱えた方や大型バスでの観光客等平日の割りに賑やかでした!


■13:25鉾立駐車場無事到着!秋田きりたんぽをおみやげに7号線から47号線下道を、帰り道沿いには「瀬見温泉」「赤倉温泉」「中山平温泉」「鳴子温泉」等名湯が連なっています、どこに入ろうか迷いどころも楽しみの内です♪


I LOVE 鳥海山 おしまい