2011年5月31日火曜日

がんばろう宮城!復興祈願「七つ森」七薬師掛け

■皆様こんにちは!ゼビオアウトドア館登山担当のミウラです。今日は久しぶりに山のご報告です。
  
今日歩いてきましたのは仙台市民にとっては泉が岳と同様にお馴染みの「七ツ森」。 

大和町にあるポコポコした山並は東北自動車道からもよく見えます。

では皆様ご存知でしょうか?七ツ森の「七薬師掛け」を。

七ツ森とはその名の通り七つの山の総称で各山頂には薬師如来石像が祀られています。その7山を一日で踏破するのが「七薬師掛け」なのです。古の人々は、無病息災・家内安全・五穀豊穣などを願い歩いていたそうです。日本における登山の始まりがここにあります。

現在レクレーションとして楽しまれている登山ですが、今回のミウラの山行は登山の起源を思い起こしながら、一心不乱に東日本大震災からの復興を願いつつ踏破にチャレンジしてきました。

■スタート地点は七ツ森の南東方向にあります信楽寺跡登山口。アスファルトの広い駐車場と案内板があります。

■七薬師掛コース入口の案内板もあります。ここから「七ツ森」に入山です。

 ■まず1山目は291mの松倉山(まつくらやま)。

 ■2山目は359mの撫倉山(なでくらやま)。七ツ森(笹倉山以外)で最も高い山。展望も抜群です。

 ■泉が岳・北泉が岳・舟形連邦を望むことができます。眼下には七ツ森湖。

■3山目は327mの大倉山(おおくらやま)。

■4山目は289mの蜂倉山(はちくらやま)。

■5山目は313mの鎌倉山(かまくらやま)。

 ■6山目は307mの遂倉山(とがくらやま)。

■そして7山目は232mの「たがら森」で完全踏破!!! と思いきや実は違うのです。この7山目の「たがら森」当時は七ツ森の7山目だったのですが、いつの頃からかはわかりませんが現在は4キロほど離れたところにあります「笹倉山」を入れた7山で七ツ森としているのです。

■そんなわけで、旧七薬師掛け(七ツ森縦走)を終えるとすぐに駐車場に歩いて戻り笹倉山へと移動します。これが現在の七ツ森の主峰「笹倉山」。どっしりとした迫力ある山容です。完全踏破まであと1山。

 ■笹倉山登山口に到着。笹倉山は別名大森山とも呼ばれています。

■松倉山・撫倉山・大倉山・蜂倉山・鎌倉山・遂倉山・たがら森、そして最後の1山、506mの笹倉山山頂。これで七薬師掛け完全踏破!

■でも願いを叶えるのは自分自身。この先もずっと一歩・一歩上を向いて歩き続けて行きましょう!次回はどこに行こうかなあ。

 これから梅雨になりますが雨の山歩きも一興ですよ。雨の安全対策術・装備などご不明の点がございましたら、どうぞ御遠慮なくお問い合わせくださいませ。

ゼビオアウトドア館 ミウラ

2011年5月17日火曜日

一歩一歩前へ・・・クライムオン!!

皆さん、お久しぶりです。トレッキング担当桜井です。
このたびの地震で被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。

桜井の住む塩竈市も津波の被害に遭い、見慣れた町が瓦礫の山になってしまいました。そして今、2ヶ月が経ち少しずつ町が元の姿に戻りつつあります。
町の復興と共にようやく私の心も動きだしました。
またアウトドア館を再開して、たくさんの笑顔と出会いたい・・・強く強く想っています。
今回の震災で、本当に多くのお客様に支えられてきたことに改めて気付きました。ブログへの書き込みで応援してくださった皆様、お電話をくださった皆様、アウトドア館までお越し下さった皆様に心より感謝いたします。皆様のお陰で踏ん張ることが出来ました。
本当にありがとうございます。

泉中央店に移動してから多くのお客様に、「ブログ更新しないの?楽しみにしてるよ!」と声をかけて頂き、そろそろ活動しなくては!!と、山に行くことを決めました。
なにより自分で歩いて安全を確認してからお客様にご案内するのが一番安心です。今後も近隣の山から登っていきますので、ブログのチェックを宜しくお願い致します!!

■場所 初心者にオススメ達居森
■スタッフ トレッキング担当桜井、泉中央店コータローと奥様のあっちゃん

■二ヶ月ぶりの山、テレマークもトレーニングもしていなかったのでのんびり登れる里山の達居森を選びました。天気は快晴、風も穏やかな最高の日です!!久々の山ガール桜井。
今年はショートパンツスタイルが人気を呼びそうです。

■エネルギーに満ちあふれた新緑の登山道を行きます。

■このふたりと登るのは去年のニシダイテン以来。3人ともとにかく写真好きなので止まっている時間が長い。のんびり登山に今日のセレクトは正解でしたな。

■山は冬から春へ。お花がたくさん咲いています。

■おニューのノースフェイスのテックロンTはぐっとくるボーダーです。ショートパンツもノースフェイス♪店頭でチェックしてくださいね☆ソックスはダーンタフソックス。繰り返し履いてもよれません!!最高!
お取り寄せ出来ますので、興味のある方は桜井、三浦、穂積、山下まで。

■山ツツジが咲き始めでした。今週末あたり見頃を迎えそうですよ☆

■振り返れば牛のダム。自然に笑顔がこぼれてしまいます。

■のんびり歩いて1時間くらいで山頂です。展望台から七つ森を眺めます。

■お昼はやっぱりカップラーメン。震災中桜井家では妹がこれ(スノーピーク「地」)で調理してました。(姉は食うのみ・・・)

■山頂でポーズ♪良い汗かいたなぁ。登山道はとても綺麗でした。これなら、初心者のかたに安心してご案内できます。やっぱり、自分で登って確認するのが一番ですね。

■下山後、山菜ガールと化した桜井とあっちゃん。昼寝をするコータローをほっぽって、ひたすらワラビを採る。一晩灰汁抜きをして、翌日のビールのお供に。春の味でした!

■さあ皆さん、また山へ行きましょう。色々な想い、受けた傷、もやもやした心、見つめ直すのも自然の中で身体を動かしながら・・・それも一つの立ち直り方だと思います。
一歩一歩前へ。でも疲れたら休憩を。
クライムオン!クライミング!!
私たちはいつでもお店(泉中央店)でお待ちしております。これからも、たくさんたくさんアウトドアのお話しをしましょう!!アウトドアの持っているパワーを信じて!!

トレッキング担当 桜井直子

2011年5月12日木曜日

また山に行きましょう!!!

 ゼビオアウトドア館登山担当のミウラです。この度の東日本大震災で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。たくさんの皆様から心温まる涙が出るほどうれしいコメント本当にありがとうございます。また泉中央店までお越し下さいました皆様、お電話下さいました皆様、メールを下さいました皆様、本当に本当にたくさん励ましのお言葉を頂きましたこと、この場を借りまして心から御礼申し上げます。どうもありがとうございます。
 
明彦さん、先日は遠方から泉中央店までわざわざご来店くださいまして本当にありがとうございます。東北の山々にお越しの際にはぜひとも遊びに来て下さい。またアルプスのお話で盛り上がりましょう。
 
 旅猫さん、コメント・泉中央店へのご来店本当にありがとうございます。またゆっくりバックカントリーのお話でもしたいですね。春のツアーはどこかへ行かれましたか?今年は鳥海山の雪もかなり豊富なようですよ!
 
 spz32529さん、コメントありがとうございます。泉中央店にもぜひとも遊びに来て下さい。今、東北の山々は、山桜が咲き、カタクリ・キクザキイチゲなど春の花々が咲き乱れ、新緑と残雪のコントラストを楽しめる素晴らしい季節となっております。オススメの山をご紹介いたしますのでいつでもご連絡くださいませ。GW、泉が岳は震災の影響もほとんど無く多くの登山者でにぎわっていたそうですよ。五月の泉が岳は特にオススメですよ。

 ノル松さん、コメントありがとうございます。またいつも応援して下さいまして本当にありがとうございます。ノルディックウォーキング・トレラン・トレッキング・雪山登山…と、ノル松さんのアウトドアに取り組む姿勢にはいつも刺激を受け励みになっております。これからも宮城のアウトドアシーンを共に盛り上げてゆきましょう!

■3月11日14:46、地震当時ミウラは、ブログにも写真を掲載しておりますアウトドア館三階でテーブル下に潜り込み、転がって来たスキー用ヘルメットを被り、ひたすら激震に耐えておりました。長く凄まじい地震の途中で「死」も意識しましたが運良く生き延びることができました。

 しかしながらその直後の大津波に私の生まれ住んだ故郷は飲み込まれてしまいました。

■下の写真は「ゆりあげ」日和山。子供の頃はここでよく遊びました。たぶん、人生で初登頂した山はこの山だと思います。

■日和山山頂からの景色。今もまだ夢を見ているようです。信じられない光景です。

■私の実家も大津波にやられてしまいました。下の写真は私が十代の頃アルバイトをして初めて買ったアウトドア装備「兵式ハンゴウ」とコールマンのランタン。日本中を飛び回った思い出の装備です。私のアウトドア装備の半分以上が水没・流出してしまった中なんとか残っていてくれました。



 ■震災から今もなお自衛隊の方々のよる行方不明者の捜索が続いております。私の母、祖母も自衛隊の方々に無事救出して頂きました。下の写真はミウラ家の北東での救出活動風景です。



 震災から早くも2カ月になります。私ミウラの生活環境にも大きな変化があり悲しいことに公私にわたって登山からは離れておりました。一時停止したマイライフを取り戻す為、宮城のアウトドアの復旧・復興の為、ゼビオアウトドア館復活の為にそろそろまず一歩歩きだそうと思います。一人でも多くの人が一歩外にでることで宮城が東北が日本が元気になるはず。

 「人生とは遠き道を重荷を背負って行くが如し」 これは私が好きな言葉。

 人生も登山も復旧・復興も時間がかかっても一歩ずつ確実に踏みしめて行くことが大切だと思います。私もがんばります! 皆さんも一緒に頑張りましょう! 一緒に山に行きましょう! 山に行けばきっとみんな元気になれます! 

 近々震災後の初登山に行ってきます!またゼビオアウトドア館ブログにてご報告いたします。今後とも変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします。


ゼビオアウトドア館 三浦潤也